教育・研修・資格(令和6年度)

■第12期 圧接OJT指導員研修会

令和6年11月16日

第12期生の圧接OJT指導員講習会は11月をもって教育カリキュラムが全て終了した。1年間で96時間に及ぶ講習を終え、6名の指導員が誕生した。講義訓練、技術訓練を通して、自分が理解していることと、人に教えることのギャップに苦しみ、学んだ。

(株)サンエーテクノ 松本 雄亮

(株)サンエーテクノ 松本 雄亮

実技での研修では、自分自身圧接のことは自分で調べ、色々な人から話を聞き、ある程度の知識は持っていると思っていました。しかし、自分が思っていたほど、火炎の状態、温度の上がり方、下がり方、密着時だけでは完全には結合しないことなど、さまざまな知識が自分には不足していたことに気づきとてもいい経験になりました。

講義訓練では、自分自身がさまざまな経験をし、知識を持っておかなければならないこと、それを人に伝えていくために、色々な話し方で相手に正確に伝わるように話すことの難しさを経験し、今後自社などで講義等、積極的に行い、スキルアップしていかなければならないと思いました。

今までSD490の研究を自分で行っていたので、この研修で得た知識、経験を活かしていくこと。実際、現場でのフラット破面やHAZ破断などの不具合の原因を考えることなど、不具合発生時の原因の追究をしていくときの糧にしていこうと思います。

指導員として、技量者がレベルアップするために、自分自身がもっと知識を深め、どのように教えれば理解し、現場での作業に生かしていけるのかを考え、自社や地方の品質が向上するようにがんばっていきたいと思います。

(有)村吉ガス圧接工業 金城 吉明

(有)村吉ガス圧接工業 金城 吉明

初めにこの研修を通じて気付いた事は講義訓練を行ったにもかかわらず、実際教壇に立って話してみると思った以上に講義が出来ず質問にも答えられずたいへんな思いをしました。本当に勉強不足を感じました。

作業訓練ではD51(SD490)のネジ節鉄筋の自動加圧パターンを作成し、圧接しました。やはりノッチ後の圧接面のフラット確認では外周フラットが入っていました。その後土井講師のアドバイスを得て解消できました。本当に自分の技術不足を感じました。

改めて勉強し直して、今回研修で教わった事を会社に持ち帰り指導していきたい。今後、指導要請があれば指導していきたいと思います。また、これからも技術面でもいろいろ教えていきたいと思っています。今回、教えて頂いた講師の方々、OJT指導員の皆様と一緒に学べたことに感謝したいと思います。

本当にありがとうございました。

(株)広島ガス圧接 玉田 忠司

(株)広島ガス圧接 玉田 忠司

今まで長年この仕事をして来て、ガス圧接に関しては自信がありましたが、研修に来て鼻をへし折られました。全国にはまだまだ自信を持っている方たちがたくさんいる。もし自分に自信がある人が居ればこの研修に参加して欲しいと思います。歴代の指導員や関係者の皆様の努力を見て欲しいです。たかが圧接、されど圧接、圧接の難しさを改めて痛感しました。

今後、要請があれば指導に行きます。そのためには、自分自身も勉強して、わかりやすく説明できるよう努力をします。講師の先生、OJT指導員、関係者のみなさまに感謝いたします。

本当にありがとうございました。

(株)九州ワーク 迫田 正宏

(株)九州ワーク 迫田 正宏

第3回目の指導員講習会を終えて人に教える難しさと痛感しました。相手が理解出来る言葉を選び、わかりやすく伝えることの大切さ、質問されて相手に答えを返さなければ相手も困惑する。そうならないように日々の圧接の知識を身につけて新しい情報を収集し、発信に努めていきたい。技術講習では圧接の基礎知識を改めて学びました。自分の持っている技量と知識ではあたりまえと思っていたものもに感覚のズレがあり、圧接面のフラットの発生、破断の原因につながることがわかりました。

圧接OJT指導員として、講習会で圧接技術を相手に分かりやすく伝えられるように勉強して、今後の若手育成に努めていきたいと思います。

今回ご指導して頂いた土井先生、ならびに各講師の方々ありがとうございました。

(株)Kウェル 小林 昭治

(株)Kウェル 小林 昭治

指導員講習で参加させて頂いた富士教育訓練センターも今回で3回目となりました。登録基幹技能者講習から含めると計16泊の講習も今回で最後でした。普段と違う環境で学ばせて頂いた事で、これからの圧接人生の糧になる貴重な時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

今回でOJT指導員講習は終わりますが、ここからが新たなスタートだと思っています。指導員として皆様に協力出来る様に、これからも学ぶ事を忘れずに日々励みたいと思います。

出前講習などにも積極的に参加し、受講生や他職種の方々にも興味を持って頂ける様に圧接を面白く伝えられる指導員になりたいと思います。

10年後、20年後とこれから先の建設業、継手業界でガス圧接が生き残るためにも人材確保や品質確保などに注力し、初心を忘れずに活動して行きたいと思います。

(株)武蔵野 畠中 大地

(株)武蔵野 畠中 大地

研修を通じて自分の知識が相手に通じるようにするという事が、これほど難しく大変だと思ってもいなかった。相手にわかりやすい言葉、単語、説明を順番に自分が培ってきたものを言葉にする方法が、自分の中でいかに選択肢が少ないか知ることが出来ました。ただ無いのではなく、繋ぎ合わせる方法を良く理解していないだけで、繋ぎ合わせる事ができる言葉や見識を広げていこうと思います。

ただただ自己研鑽、指導員としてまだまだ未熟で知識量が足りない、もう分かりませんでは許されない恥ずかしい思いをしないように、知識の蓄積、技術の向上を図りたいです。そして、業界、自分の所属する会社の発展に寄与できる指導員になるよう精一杯努めてまいります。

第12期生圧接OJT指導員(富士教育訓練センターにて)
第12期生圧接OJT指導員(富士教育訓練センターにて)
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■東総工業高等学校、京葉工業高等学校の建設科でガス圧接継手の講習

令和6年6月18日

関東圧接業協同組合

建設現場で実践的な技能・技術の習得と、建設業への理解を深めてもらうため、関東圧接業協同組合は、毎年、工業高校で出前講座を開催している。今回、6月18日は東総工業高等学校、26日は京葉工業高等学校でガス圧接継手の出前講習を行った。当講習会には35名の生徒が出席した。

講師は16日津久井公太、津久井陵介指導員、26日津久井公太、深田規之指導員がデモンストレーション、体験指導を行った。

東総工業高校で圧接の指導をする津久井公太、陵介指導員 京葉工業高校で圧接の指導をする深田、津久井指導員
東総工業高校で圧接の指導をする
津久井公太、陵介指導員
京葉工業高校で圧接の指導をする
深田、津久井指導員
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