■登録圧接基幹技能者 個人詳細データベースの公開は2月23日に決定!
平成21年2月
基幹技能者の活用促進に向けた手段の一つである基幹技能者データベースを効率的に活用し、データベースの登録率(個人詳細情報)の向上と講習実施団体がデータベースを継続的に運用できるシステム構築に向けて調査検討及び実証実験を行なうために、(財)建設業振興基金の補助金を得て、基幹技能者データベース運用システム構築委員会が組成され、取組んで参りました。
現在、(財)建設業振興基金のホームページに登録基幹技能者の個人情報が掲載されていますが、ゼネコン、設計事務所が必要とする個人詳細情報が公開されておらず、全圧連が基幹技能者制度推進協議会の代表として、建設技能者確保・育成モデル事業として取組んで参りました。
個人情報ですので、当然本人の了承が必要で、登録圧接基幹技能者有資格者全員に対して「公開」、「非公開」の調査を行なった結果、有資格者(平成21年12月現在)350名の80%以上の方々の公開が確定しました。なお、個人詳細情報の公開は、基幹技能者制度推進協議会が開催される2月23日、12時としました。
一方、新規に登録圧接基幹技能者認定講習の申請方法として、昨年12月にWeb申請を稼働させ、全圧連ホームページを利用してインターネット上で講習の申込ができるようになり、その結果、広く募集をかけることが可能になり、組合員外からの受講生が増加しました。
Web申請の特徴は、24時間いつでも申請をすることができ、申請の入力も説明画面に従って入力を行えば、特別な知識がなくてもパソコンを扱うスキルさえあれば申請することができます。あとは必要書類を1週間以内に送付すれば受講申請は完了します。
平成21年度の登録圧接基幹技能者講習会が2月15日から開催され、39名の方が受講します。受講生も組合員外16名、組合員23名と組合員外からの受講生が増加してきました。これもWeb申請という電子媒体の効果が表れてきている結果であります。
これが契機となり登録基幹技能者の活用に弾みがつき、業界の活性につながれば登録基幹技能者の育成が大きな潮流になっていくと確信しています。
今回、データベースの構築、Web申請においてご尽力頂いた委員会の皆様に感謝申しあげます。(中村 記)
=データベース構築委員会委員=
委員長 | 出雲 淳一 | 関東学院大学 社会環境システム学科 教授 |
---|---|---|
専門家委員 | 三木 肇 | (株)長谷工コーポレーション ゼネラルエンジニア |
専門家委員 | 笹谷 輝勝 | (株)フジタ技術センター 基盤技術研究部 部長 |
専門家委員 | 角陸 純一 | 清水建設(株)建築事業本部品質管理部 グループ長 |
専門家委員 | 馬場久美子 | (株)ダイナックス ITコーディネーター |
業界委員 | 若林 成和 | 東亜圧接(株)代表取締役会長 |
業界委員 | 森田 勝彦 | 西日本圧接業協同組合 事務局長 |
業界委員 | 中村 真也 | 関東圧接業協同組合 事務局長 |
業界委員 | 染谷 治男 | 全国圧接業協同組合連合会 専務理 |
業界委員 | 志田 俊昭 | 全国圧接業協同組合連合会 参与 |
基幹技能者データベース入り口 | 基幹技能者データベース詳細ページ |
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■基幹技能者データベース運用構築委員会進捗状況
平成21年10月20日
全圧連は、平成21年度建設技能者確保・育成モデル構築支援事業の補助金を得て、基幹技能者データベース運用構築委員会を設置し、事業を推進しております。
基幹技能者データベース運用構築の目的は、基幹技能者の活用に向けた手段の一つであるデータベースを効率的に活用し、基幹技能者制度の普及を図ることです。具体的には、施主・ゼネコン等が某地区で新規にマンション建設を計画する場合、某地区に優秀な技能者を抱えている専門工事業者を探す場合、基幹技能者データベースを検索することで容易に優秀な企業を探すことが出来る仕組みになっています。専門工事業者側から見ると、受注機会の拡大に繋がることが想定できます。
基幹技能者データベースは平成14年に基幹技能者の活用促進に向けた手段の一つとしてデータベースが構築されました。当時の加入団体は11団体で全圧連は座長として参画しました。平成19年に基幹技能者制度推進協議会が設立され、基幹技能者ベータベースの再構築が提案されました。具体的には個人詳細情報の公開が求められております。全圧連では、個人詳細情報を公開することが理事会で決定しましたが、個人情報ですので最終的には、企業と個人とで話合われて公開するか否かについて決定して頂くこととしました。現在までに約80%の方々が公開するとの回答が寄せられております。なお参考までに9名の方々の個人詳細情報が公開されておりますので閲覧して見て下さい。アドレスは以下の通りです。
委員長 | 出雲 淳一 | 関東学院大学工学部 教授 |
---|---|---|
委 員 | 三木 肇 | (株)長谷工コーポレーション ゼネラルマネージャー |
委 員 | 角陸 純一 | 清水建設(株) 品質管理 グループ長 |
委 員 | 笹谷 輝勝 | (株)フジタ技術センター 部長 |
委 員 | 馬場久美子 | (株)ダイナックス ITコーディネーター |
委 員 | 若林 成和 | 東亜圧接(株)代表取締役会長 |
委 員 | 森田 勝彦 | 西日本圧接業協同組合 事務局長 |
委 員 | 中村 真也 | 関東圧接業協同組合 事務局長 |
委 員 | 志田 俊昭 | 全国圧接業協同組合連合会 参与 |
委 員 | 染谷 治男 | 全国圧接業協同組合連合会 専務理 |
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■国土交通大臣賞 林信一郎理事が授与
平成21年7月10日
平成21年度の国土交通大臣表彰式が国土交通省内で、7月10日に行われ、金子国土交通副大臣から表彰状が授与されました。全圧連からは、全圧連理事である林信一郎さんが表彰の栄に浴されました。おめでとうございます。
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■持ち出し役員会in大阪/堂島
平成21年7月9日
平成21年7月9日(木)午後1時より、大阪/堂島のANAクラウンプラザホテル会議室において、第316回理事会が開催されました。
全圧連からは足立会長をはじめ19名の役員、関西協からは組合員12名の参加があり、足立会長が議長になり、第1号議案から第12号議案まで全議案滞りなく審議されました。
午後6時より懇親会に移り、若林関西協理事長~徳永全圧連副会長の挨拶が行われた後、各テーブルでは地元大阪の組合員及び青年部8名による親睦の輪が広がり、足立真規関西協青年部々会長による中締めにて滞りなく終了致しました。 (山野 記)
役員会の模様 | 懇親会の模様 |
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■建設マスター421名が顕彰される
平成21年5月27日
左より、稲元さん、竹沢さん、金本さん、金城さん |
5月27日、2009年度優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)と建設産業人材確保・育成対策顕彰の合同式典が東京・芝公園のメルクパルクホールで開催されました。
建設マスター顕彰式典では、421名の受賞者を代表して荒木さん(左官工)が、金子恭之国土交通副大臣から顕彰状が授与されました。金子副大臣から「優秀な人材確保、安心して働ける環境作りに努め、働きがいと誇りを持てる産業になるように取組んでほしい」との挨拶がありました。
全圧連から、稲元良吉、竹沢 亨、金本浩志、金城 豊の皆さんが受章されました。今後の活躍を期待します。
その後、建設産業人材確保・育成対策顕彰では、国土交通大臣顕彰4社、総合政策局顕彰11社の計15社が顕彰状を受け取りました。
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■全圧連第32回通常総会、原案通り承認
平成21年5月22日
去る5月22日、東京・荒川区にあるホテルラングウッドにおいて、国土交通省を代表して佐藤企画専門官、全国鉄筋工事業協会内山会長のご臨席のもと、第32回通常総会が開催されました。
冒頭、足立会長は「平成20年度の実施内容として、(社)日本鉄筋継手協会から委託された技術講習会の実技指導、国土交通省通達の「建設業法施工規則改正」に基づく登録基幹技能者講習という二つの新規事業を実施し大きな成果を上げたこと。本年度は「品質確保」と「それを担う技能者の育成」を基本方針とし、一致団結して困難を乗り越えて行きたい」と述べました。
本年度の事業では新たに青年部会を発足させたこと。世代交代をスムーズに進めるために勉強会を実施するとともに全圧連の事業に参画し、若手からの意見を積極的に事業に反映して行きたいとの挨拶がなされました。
総会では、志田参与の司会で、議長に若林関西協理事長が選出され、理事会から提案された議案を満場一致で原案通り承認されました。また、永年役員表彰として、足立会長から、橋本好正氏が20年表彰、新渡戸征昭氏が15年表彰を授与されました。
開会の挨拶する徳永副会長 | 挨拶をする足立会長 | |
審議風景 | 永年表彰を受ける橋本さん | |
永年表彰を受ける新渡戸さん | 閉会の挨拶をする大場副会長 |
《懇親会》
総会終了後、同ホテル「光の間」において、斉藤環境大臣を始め、多くのお客様をお招きし、懇親会が開催されました。お客様を代表して以下の方々から、お祝辞をいただきました。
斉藤鉄夫先生
今日は素晴らしい総会になったこととお慶び申上げます。私は全圧連の顧問をさせて頂いております。皆様のお陰で国会に送り出させて頂いております。もうじき16年になろうとしております。
今回、環境大臣を拝命しました。環境は今後大切な分野だと思っておりますし、その分野で仕事をさせて頂いております。責任ある仕事が出来ますのもご支援を頂いた皆様のお陰であると思っております。
皆様のご恩をしっかりと感じながらより良い日本にしていくことでご恩を返していきたい。私は若い頃、圧接で博士号をとらせて頂いた、そういう皆様の仲間として頑張らせて頂きたい。
佐藤企画専門官
総会が無事に終わられたことを、心からお慶び申上げます。
日頃から国土交通行政にご尽力を頂き、お礼申上げます。今日の議事の中にもありましたが、資金繰りが苦しいことがあげられておりましたが、国土交通省ではその対策として、元請企業から受けている、債権・工事代金・手形等をファタリング会社に買取っていただける仕組みを作りましたので、活用していただいて、資金繰りに役立てていただければ思っています。
挨拶とは、スカートや圧接時間の短縮と同じように短い方が良いと言いますので、謎かけですが、圧接とかけて美味しいおそばととく、心はつなぎが肝心です。(拍手)もう1つ、圧接とかけて名湯(めいとう)ととく、その心は温度の管理が大変である(拍手)。
睦好会長・社団法人日本鉄筋継手協会
総会が無事終了されたことおめでとうございます。総会にも出席の予定でしたが一昨日まで海外へ出張しており仕事が山積みになっており、申訳ありません。
私、会長という職を拝命している訳ですが、昨日、鉄筋継手協会の総会があり、その後の臨時理事会で会長に拝命されました。まだ1日も立っていない状況であり、皆さんのご指導・ご鞭撻をお願い致します。
昨日、総会の後に懇親パーティがありました、足立会長からお言葉を頂きました。その中の1つに、「協会は名前が変わったが、何十年も一緒にやってきたのだから、それを忘れては困る」と言われました。それに対してお答えしなければならないと思っております。
協会では機関誌を発行していますが、その中身は我々の想いを託しております。即ち圧接と言う言葉は表紙に残しております。「諺に悪貨は良貨を駆逐する」と言います。これは、悪人が世の中に蔓延れば不遇になってしまうと言うことで、継手に例えて言いますと80%が圧接でありますが、今後圧接継手より安いものが蔓延ってくるかも知れません。我々はそのようなことにならないように信頼できる継手を世の中に出していくことが使命であると思っております。今後ともご理解の上、宜しくお願いします。
内山会長・社団法人全国鉄筋継手協会
総会が無事終了しましたこと、おめでとうございます。事業・委員会等積極的に実施されておられることに対して敬意を表しているところです。
それから青年部会を立ち上げたこと、新しい経営者を育て行くことと思います。是非、大きな花を咲かせるよう、先輩諸氏のご努力が必要だと思います。実は全鉄筋でも親会で集まる人数より、青年部で集まる人数の方が多いのが実情です。鉄筋業を守るために両青年部の交流をお願いしたい。
それから、お願いがあります。建専連からで、最近、国交省は専門工事業者に目を向けておられます、駆け込みホットラインの創設や、登録基幹技能者制度等のお陰で、各団体の会員になる企業数が増えてきています。基幹技能者の育成については日建連に提案し一緒にやることが、やっと出来るようになりました。
逆に日建連からは、基幹技能者の数が足りないのではないかと言われています。各団体の自助努力が必要と考えます。その為に富士教育訓練センターを利用して欲しい。
また、昨年から日本継手協会との連携を深めてまいりました。協会の会員に加入し、全圧連と3本の矢で鉄筋業の団結を図っていきたい。